普段私たちが何気なく歩いたり車で走ったりしている道路は、届いたばかりの熱いアスファルトを敷き詰めて作られます。
工場からトラックで現場に運ばれてくる材料の温度は、なんと160度近くもあるアツアツの状態。

湯気が立ち上る舗装材は、時間が経つと一気に冷えて固まってしまうため、作業は時間との勝負になります。
冷め切ってしまうと表面がボコボコになり、綺麗に仕上がらないだけでなく、水がしみ込みやすくなって道路が傷む原因に。

そこで活躍するのが大型のローラー車ですが、実はただ闇雲に走らせて重さをかけているわけではありません。
きれいな路面を作るためには、使う重機の種類と転圧を行う順番に厳しいルールが決められています。

まず最初に行うのが「初圧」と呼ばれる工程で、少し軽めの鉄輪ローラーを使って全体を浅く均しながら形を整える作業。
ここでいきなり重すぎる重機を使うと、まだ柔らかいアスファルトが押し出されて横にはみ出てしまいます。

次に登場するのが「二次転圧」で、重量のある大型タイヤローラーなどを使って何度も往復し、内部の空気を抜いて密度を高めます。
この工程によってアスファルト同士がぎゅっと密着し、重いトラックが通ってもへこまない頑丈な道路へと変化していく流れ。

そして最後に行うのが「仕上げ転圧」で、ローラーのタイヤ跡や表面の微小な凹凸を綺麗に消して平坦に整えます。

街の物流や毎日の通学通勤を足元から支える、プロの技術とスピード感が詰まった仕事です。

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